旅を共にするこの街生まれどもときたら。狼の遠吠えを聞いたことはあるのか。東方の荒涼たる砂漠の風のうなりを感じたことは。君のように弓と短刀のみで獲物を狩ったことは。まったくないときた。だから君が必要なのだ。
案内役。狩人。原野に生きるもの。君はこれらすべてであり、そしてそれ以上の存在だ。原野での君の暮らしはこれまでは孤独なものだったが、何かもっと偉大なるものの呼び声が、望むなら運命とでも呼ぶべきものが、君の縄張りにあの輩を投げ込んだのだ。彼らは勇敢かもしれない。力強く強壮かもしれない。しかし君だけが町と町のあいだに広がる空間の秘密を知っているのだ。
君なしでは、彼らは迷ってしまうだろう。血と闇を踏み越える道を拓け。馳せる者よ。
エルフ:スローンディアー、エルロサイン、アランウェ、セリオン、ダンブラス、レインス
ヒューマン:ヨナ、ハーレク、ブランドン、エモリー、シュライク、ノーラ、ダイアナ
各項目から1つずつ選択、あるいは自作して記入:
身体:しなやかな体、野育ちの体、メリハリのある体
瞳:狂気じみた瞳、鋭い瞳、けだものの瞳
髪:ボサボサの髪、禿頭、フードを被っている
衣服:ケープ、迷彩服、旅行服
最大HP:8+【耐久力】
基礎ダメージ:d8
種族を1つ選択して、対応するムーヴを獲得:
未開の地を通る《危険に満ちた旅路》に着手するなら、どの役割を受けても、10+を振ったものとして成功する。
ダンジョンあるいは街にて《キャンプ》するとき、食料を消費する必要がない。
開始時に次のムーヴを持つ:
《狩りと追跡》(WIS)
クリーチャーの通過した痕跡を追うときは、ダイス・ロール+【WIS】。*7+なら、方向や移動方法に著しい変化が生じるところまでは、クリーチャーの痕跡をたどれる。*10+なら、加えて1つを選択:
《狙い撃ち》
射程内の無防備な/不意を打たれた敵1体に攻撃するなら、「ダメージを与える(ダイス・ロール不要)」か「狙う部位を指定してダイス・ロール+【DEX】」のどちらかを選択できる。
《友なる動物》
忠実な動物との間に不可思議な繋がりを有する。会話できるわけではないが、その動物はいつもあなたが望む通りの行動をとってくれるのだ。友なる動物に名前をつけ、種を選択すること:
オオカミ、クーガー、クマ、ワシ、イヌ、タカ、ネコ、フクロウ、ハト、ネズミ、ラバ
ベースを1つ選択:
強みを「獰猛」と同数選択:
迅速、頑丈、巨大、冷静、順応性、疲れ知らず、素早い反応、カモフラージュ、凶暴、威嚇、感覚鋭敏、隠身
友なる動物はヒューマノイドと戦う訓練を受けている。追加の訓練を「知恵」と同数選択:
狩猟、捜索、偵察、護衛、肉体労働、旅行、モンスターと戦う、芸をする
弱みを「本能」と同数選択:
気弱、残忍、とろい、身体障害、強面、忘れっぽい、頑固、跛行
《命令》
友なる動物が訓練を受けた分野において、このPCが友なる動物と連携するなら……
属性を1つ選択:
文字通りの束縛/比喩的な束縛から、他者を解放する。
自然に反する脅威と戦うために、自らを危険にさらす。
動物や自然(野生)の精霊を助ける。
所持限界:11+STR
武装を選択:
1つ選択:
既存/自作の項目に、少なくとも1つは、仲間の名前を記入すること:
以前 を道案内したことがある。そのことで、この人物はこちらに借りがある。
は自然の友なので、同じようにその友人となるつもりだ。
は自然に敬意を払わないので、この人物を尊重しない。
は野生環境での生活というものを理解していないので、教えてやるつもりだ。
最初の成長でのみ、このムーヴを取得できる:
《半エルフ》
血筋のどこかで混血しており、それが風采に現れ始める。キャラクター作成時にヒューマンを選んでいたなら、エルフの種族ムーヴを得る。逆も同様。
レベル2〜5になったときは、次のムーヴから1つを選択取得:
《野性の共感》
動物と話をして、動物の気持ちを理解することができる。
《馴染みの獲物》
モンスターについて《物言う知見》を行うときは、【INT】の代わりに【WIS】を用いる。
《毒蛇の強襲》
一度に武器2つを用いて1体の敵を攻撃するなら、逆腕の攻撃による1d4ダメージを追加する。
《隠蔽擬態》
自然に囲まれた状態でじっと身を潜めているなら、こちらが動かない限り、敵は決してこのPCを発見できない。
《人の最良の友》
このPCに向けられた一撃を友なる動物が庇うのを止めないなら、そのダメージは無効化され、友なる動物の獰猛は0になってしまう。友なる動物の獰猛が既に0なら、この能力を用いることはできない。友なる動物と一緒に数時間の休息をとれば、獰猛は通常値まで回復する。
《太陽を射落とす》
《射撃》を行う際、ダイス・ロールの前に追加で矢弾を消費してもよい。消費した矢弾1つき、追加の対象を1体選択できる。ダイス・ロールは一度だけ行い、全ての対象にダメージを適用すること。
《行き届いた訓練》
友なる動物用の訓練をもう1つ選択。
《曠野の神》
ある神(新たな名前を挙げるか、既存ものから1つ選択)にその身を捧げること。クレリックのムーヴ《神との語らい》と《呪文詠唱》を得る。このムーヴを選んだ時点では、呪文の行使に使用するクレリック・レベルは1として扱う。それ以降レベルが上がるたびに、事実上のクレリック・レベルも1上昇させること。
《我に続け》
《危険に満ちた旅路》を行う際、2つの役割を担当することができる。それぞれ個別にダイス・ロールを行うこと。
《安息の地》
このPCが夜の見張りを差配するなら、全員《見張り》に+1される。
レベル6〜10になったときは、次から、あるいは2〜5レベルのムーヴから1つを選択取得:
《野生の話法》
置き換え:《野生の共感》
魔法存在あるいは次元界存在を除く、あらゆるクリーチャーと、話をして、その気持ちを理解することができる。
《狩人の獲物》
置き換え:《馴染みの獲物》
モンスターについて《物言う知見》を行うときは、【INT】の代わりに【WIS】を用いる。12+なら、通常の効果に加えて、対象に関する好きな質問を1つGMに行える。
《毒蛇の双牙》
置き換え:《毒蛇の強襲》
一度に武器2つを用いて1体の敵を攻撃するなら、逆腕の攻撃による1d8ダメージを追加する。
《スマウグの腹》
標的の弱点を知っているなら、あなたの放つ矢は[貫通2]を有する。
《馳せるもの》
置き換え:《我に続け》
《危険に満ちた旅路》を行う際、2つの役割を担当することができる。ダイス・ロールを2回行い、よい方の出目を両方の役割に適用すること。
《よりよき安息の地》
置き換え:《安息の地》
このPCが夜の見張りを差配するなら、全員《見張り》に+1される。このPCが見張りを差配した野営から一夜が明けると、全員〔次回+1〕を得る。
《鋭い観察眼》
《狩りと追跡》時、ヒット(7+)なら、このPCが追跡しているクリーチャーに関する質問を1つ、《事実の識別》リストから無償で行ってもよい。
《特別な妙技》
他のクラスからムーヴを1つ選択取得。友なる動物と連携することで、このPCはそのムーヴを利用することができる。
《自然に反する協力者》
友なる動物は、動物ではなく、モンスターとなる。その姿を描写すること。友なる動物の、獰猛に2、本能に1を加算して、訓練を新たに1つ追加しよう。